岩登り
先日ふらっと三重の奥香肌へ登りに行ってきました。
お目当ての課題はあいにく水没しており、またいつの日にか水量が減って出現したら登りたいと思っております。
地形の変わりやすいこの地では岩が出現したり消えたりと、なかなかドラマティックな感じで大好きであります。もう10何年この地で遊ばせてもらっておりますが、毎度新しい課題が出てくるので楽しいもんでございます。
新しい岩を探し求めてフラフラしていたところ、発見。
小ぶりではありますが、白い石灰の帯が牛肉の霜降りのごとくちりばめられており美しい。
岩の形状は115度ほどのツラのフェイス。ところどころにカチが散らばっておりまして、しかもフェイスのど真ん中を突き通せそうな贅沢なラインが私には見えたわけです。
マットを敷いても突き出た岩や水たまりなどで結構リスキーなランディング。いやもう申し訳ないくらい冒険的な雰囲気で一人ではもったいないくらい贅沢な環境でした。
あーでもねーこーでもねーとムーブを作り、登れました。
「桜」初段くらいでした。
こうして登った課題も人目につかない岩で、なおかつ誰の再登もないときは風化してそしてまた誰かに発見され、登られ、命名され、グレーディングされるわけです。
そういうのもいいなと思ったりします。仲間内だけで識別できればいいやというのも軽い感じで好きです。
むかーしむかしに誰かが登ってるかもしれなけど私にとっては新しく見つけて初登したんだという満足感。
あー良い休日が過ごせた。こういうクライミングがとても好きなわけです。
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